2011年5月23日11:49
SGホールディングスグループの佐川急便と佐川グローバルロジスティクスは、2011年5月23日、中国へ進出する企業に対して各種物流サービスを提供しているが、上海で宅配便事業を展開している上海大衆佐川急便物流有限公司が、代金引換サービスにおいて「銀聯カード」の決済を開始したと発表した。
2011年3月30日から上海で化粧品の通信販売事業を新たに開始した新日本製薬が第一号企業として、銀聯カード決済を導入した。新日本製薬の上海進出については、決済をはじめ上海への輸出入・通関・一時保管・在庫管理・ピッキング・宅配など物流に関するすべての業務を国内外のSGホールディングスグループでサポートするという。
SGホールディングスグループでは、2003年から上海大衆佐川急便物流が現地で通販関連の荷物の配送(BtoC)を中心に宅配便事業を開始。上海における通販では、代金引換サービスの利用が高く、商品配達時に代金を購入者から現金で受け取っているが、今回、携帯決済端末をドライバーに配備し、配達時に玄関先での銀聯カード決済を開始した。
新日本製薬では2010年から中国市場への参入を検討していたが、商習慣の違いや現地の情報収集に苦慮していたという。そこですでに中国で事業を展開しているSGホールディングスグループがノウハウを提供し、上海での通信販売事業立ち上げをトータルにサポートすることとなった。