2024年6月24日17:34
阪急阪神ホールディングスグループでは、「阪急阪神DXプロジェクト」の一環として、1つのIDでさまざまなサービスが利用できるグループ共通ID「HH cross ID」を2021年に導入し、順次サービスを拡大している。このほど、「HH cross ID」利用者が、グループの実店舗やWEBサービスにおける支払いで決済できるペイメントサービス「HH cross PAY(エイチエイチ クロス ペイ)」を開始した。
「HH cross PAY」は、利用者が登録した「HH cross ID」と、手持ちのクレジットカードや銀行口座を紐づけることにより、同IDを導入しているサービスの利用時に、その支払いの都度、クレジットカード情報などを入力する必要なく会計することができるペイメントサービスだ。クレジットカードブランドは、Visa、JCB、Mastercard、American Express、Dinersから選択可能だ。
まず、グループ会社の阪神コンテンツリンクが東京・横浜・大阪で運営するライブレストラン「ビルボードライブ」のWEBでの座席券購入と、その会員組織「Club BBL」の年会費のお支払い方法として、「HH cross PAY」を6月24日より導入した。
今後は、「HH cross ID」を導入しているさまざまな事業で同サービスを開始し、WEB上の取引に加え、スマートフォンの画面にコードを表示することで店舗や施設の対面決済でも利用できるように機能の向上を図っていく予定だ。HH cross PAYでは、スマートフォンで支払いが可能だ。
また、阪急阪神グループで展開するポイントサービス「Sポイント」と連携したり、利用者の好みにあわせたお得な情報やクーポンなどの配信も計画している。
なお、同システムは、三井住友カードが提供するシステム(モバイル決済パッケージ)を利用しており、同社のカード発行会社としてのノウハウも活用することで、HH cross PAYのさらなる機能の強化やお得なサービスの提供も検討するという。
なお、「HH cross PAY」の開始を記念して、阪急阪神グループ共通のクレジットカード「STACIAカード」利用者を対象に、新たな優待特典をご用意する。「HH cross PAY」の支払い方法に「STACIAカード」を登録して初めてお支払うと、Sポイントを200ポイント進呈するそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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