三菱UFJニコス、「三菱UFJカード」のゴールドプレステージやプラチナのメインカード化が進む

2024年8月28日8:30

三菱UFJニコスでは、年会費永年無料*1の「三菱UFJカード」、年会費初年度無料*2・次年度以降1万1,000円(税込)の「三菱UFJカード ゴールドプレステージ」(以下、ゴールドプレステージ)、年会費2万2,000円(税込)の「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」(以下、プラチナ)を中心に会員獲得を強化している。3つのカードは、「三菱UFJ」のブランドを前面に打ち出しつつ、日常利用でのポイント還元を充実させることで魅力を高めており、ゴールドプレステージ、プラチナは特に優良会員も多く、年間利用額や稼働率が高いカードとなっている。
*1: 2024年8月以降の入会者は年会費永年無料(今後、2024年7月以前の入会者も、年会費を永年無料に改定予定)/*2:WEB入会対象

池谷貴

左から三菱UFJニコス 営業第1本部 リテール企画部 マーケティンググループ 上席調査役 永田遼平氏、同本部 商品開発部 商品開発第1グループ 調査役 二階堂成孝氏

「三菱UFJ」を前面に打ち出したカード発行
会員数が伸びる中、店舗利用率はさらに高い

三菱UFJニコスでは、2021年に「MUFGカード」のプロパーカードをリニューアルして「三菱UFJカード」の発行を開始、タッチ決済機能の搭載やカード情報の裏面化など機能・セキュリティの強化に加え、シンプルなカードデザインに変更した。また、グループの冠として消費者により馴染みがあり安心感のある「三菱UFJ」を前面に打ち出したことで、これまで以上にブランド認知が進み、新規会員の獲得につながっている。三菱UFJニコス 営業第1本部 リテール企画部 マーケティンググループ 上席調査役 永田遼平氏は「日常使いなどで手厚いサービスを提供しながら、幅広い層のお客様のメインカードになることを目指し、一般、ゴールドプレステージ、プラチナの3券種を展開しています」と話す。

同社のMUFGカード、DCカード、NICOSカードを含めた会員数は約3,300万人(受託分含む)いる。三菱UFJカードは一般会員のボリュームが多いが、「3券種はいずれも前年度以上のお申し込みをお客様からいただいています。付帯サービス、日常使いでの優遇などを継続的に強化しており、お客様に選ばれています」と永田氏は成果を述べる。

実際に、特定加盟店でのポイント優遇サービス「いつものお店でポイント優遇」を導入する前と比べ、カード会員の店舗での利用率は高まっており、サービスの魅力は入会者増の要因にもなっている。永田氏は「会員数が伸びる中、店舗での利用率はさらに伸びており、入会いただいた方がよくカードをご利用される好循環が生まれています」と語る。

例えば、ゴールドプレステージは年会費がかかるが、厳選されたレストランでの1名分の料金無料、国内空港ラウンジ無料などの特典がある。

「三菱UFJカード ゴールドプレステージ」

プラチナには、さらにプラチナ・コンシェルジュ、海外空港ラウンジ無料のプライオリティ・パスといった特典を付帯している。永田氏は「より高いサービスを求めるお客様が高ランクのカードに入会されています。一般カードをお持ちの方にもライフスタイルに合わせてランクアップをしてもらえるような仕組みや仕掛けを考えていきたいです」と語る。

「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」

若い年代層からの入会で成果
魅力的な商品性であると自負

現在主力としている3券種は、これまでのカードに比べ、比較的若い年代層が入会している。三菱UFJ銀行のチャネルで口座と一緒に申し込む人も多い。同社 同本部 商品開発部 商品開発第1グループ 調査役 二階堂成孝氏は「口座を開設する時にクレジットカードのメリットをセットで訴求することで、若い方にお申し込みいただいています」とした。

カードの入会者は男性比率が高いが、以前より女性の入会者も増えてきている。カード保有者の特徴として、一般よりもゴールドプレステージ、プラチナの方が年齢層は高くなる。「例えば、ゴールドプレステージの方は、ネットでお使いいただけるウェブIDの保有率も相応に高いうえ、日常利用や旅行などいろいろな局面で利用される意識が高い方となっています」(永田氏)。ゴールドプレステージ、プラチナの利用者は、一般会員よりも平均利用単価や稼働率が高い。永田氏は「月の利用額は一般会員と比較して、ゴールドプレステージ、プラチナは倍以上となります」と話す。

クレジットカード業界でも世の中の流れに合わせ、各社さまざまなプレミアムカードが発行されている。そんな中でも、三菱UFJカードは魅力的な商品性であると同社では自負している。「少し前まで銀行系カードは特徴がないと言われていましたが、金融グループとしてお客様に寄り添い、ライフスタイルに合わせて長くお使いいただけるカードになっています」(二階堂氏)。また、従来のプレミアムカードはT&Eなど、非日常の利用に魅力を感じる人も多かったが、最近はコンビニエンスストアなどで優待を設けるなど、日常利用でポイントがお得に貯まるサービスも求められる傾向がある。同社では、セブン‐イレブン、ローソンなど、日常的に多く利用する店舗で最大5.5%のポイント還元を行う取り組みを行っており、8月からは最大15%還元となる企画を実施している。また、新たにポイントアップ還元の対象店舗に回転ずし、スーパーマーケットを加えるなど、サービスの魅力付けを強化している。

高還元率を実現しやすくサービス設計
日常利用の促進策は?

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