2024年10月1日8:32
大和総研と三菱UFJニコスはこのほど、生成AI(RAG)技術の共同研究を行い、三菱UFJニコスの社内文書検索において90%超の回答精度(正答率)を実現、その成果を基に大和総研は高精度な社内文書検索回答サービス「IntelligentSeek」を開発したと発表した。三菱UFJニコスがファーストユーザーとして2024年11月1日より同サービスの利用を開始する。これにより、社内手続・マニュアルなどの社内文書検索にかかる時間が大幅に短縮されることで業務効率化を実現し、より生産性の高い業務に注力することが可能となる。
三菱UFJニコスでは、「三菱UFJカード」を始めとしたクレジットカードの発行業務や、クレジットカード加盟店の管理に関連する業務等、専門性の高い業務が多岐にわたっている。そのため、社内外からの問い合わせ対応には高度な専門知識を要し、また正確な事務作業による高い業務品質が求められる。これらの実現に向けては、手続や業務マニュアル等の大量の社内文書・データを用いて各業務を行う必要があり、この情報検索には全社の累積で膨大な時間がかかることから、「AI技術」による効率化を検討、「超高精度な情報検索」「検索プロセス改善・業務効率向上」「安心・安全な生成AI利用環境」という3点の理由から同サービスを選定した。
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