2024年12月4日8:35
ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を運営するさとふるは、リアルでふるさと納税の返礼品に触れるイベント「食べて、買って復興支援 さとふるうまいもん市」を2024年12月3日〜12月5日まで東京都渋谷区の渋谷ストリーム(稲荷橋広場)で開催している。
自然災害の被害を受けた自治体のお礼品を販売
QRコードからふるさと納税も可能
イベントでは、能登半島地震の影響を受けた石川県能登町や七尾市のお礼品をはじめ、令和6年台風第10号の影響を受けた鹿児島県指宿市のお礼品など、2024年に自然災害の被害を受けた21自治体のお礼品約30品を販売している。会場では、200円~1,600円で商品の購入が可能だ。
地域のお礼品や被災状況について書かれた商品のパネルも設置し、QRコードを印字することで、そこからふるさと納税ができるようにした。
ふるさと納税は、多くの人が地域の魅力を知り、地域を応援する人が生まれる制度である。12月はふるさと納税の寄付額が増加する時期だが、同イベントを開催することで、人々が地域や返礼品に触れる機会をつくり、復興支援を加速させる狙いだ。
現金に加え、PayPay決済に対応
キッチンカーグルメも提供
なお、さとふるではふるさと納税申し込みサイトの運営、寄付金の収納やお礼品手配、在庫管理など、ふるさと納税業務を同社が一括代行できる強みがある。今回のイベントも商品をすべて同社が用意し、販売している。また、イベントでの収益は意識していないという。同様のイベントは過去に2回開催。過去のイベントでも商品が完売するなど好評だったが、支払いは現金のみを受け付けていた。今回は現金に加え、要望の多かったPayPayの支払いに対応している。
また、一部お礼品については、その場で購入して食べたり飲んだりできるお礼品グルメとしてキッチンカーで提供している。
石川県七尾市の「天然能登ふぐ唐揚げ」、石川県金沢市の「金沢おでん」、富山県富山市の「越中ぶたキャラまん」、鹿児島県指宿市の「人気の黒あん・くるみあん・季節限定のたい焼き」などのグルメを200円~900円で販売。購入したグルメは場内で座って食べることも可能だ。
「さとふる」では、能登半島地震の発生後、石川県への2024年1月の寄付金額が、前年同月比で46倍以上に増加するなど、ふるさと納税を通じた復興支援の意識が高まったそうだ。