2025年2月13日7:30
GMOインターネットグループは2月6日から、「すべての人に安心な未来を」をキャッチフレーズに、24時間無料で使える総合ネットセキュリティサービス「GMOセキュリティ24」を開始したと発表した。「パスワード漏洩・Webサイトリスク診断」と「セキュリティ相談AIチャットボット」の2つの機能を備えている。総合的なネットセキュリティ診断とAIチャットによる相談が一括して24時間無料でできるサービスは世界初になるという。(ライター:小島清利)
グループの総力結集し、「ネットのセキュリティもGMO」宣言
GMOインターネットグループグループ代表の熊谷正寿氏は「悪意を持ってインターネットを利用する人が一定数います。これまで、何とかしなければならないという強い思いがありました。AI・ロボティックスの時代にセキュリティの重要性は高まっており、安全性確保は喫緊の課題です」と指摘し、「ネットのセキュリティもGMO」のプロジェクトを立ち上げた背景を説明した。
GMOインターネットグループは、インターネットユーザーを広げる事業を1995年に開始し、2003年にSSLの販売事業を、2015年にはWebサイトのなりすまし監視の取り組みを始め、2022年にはサイバー攻撃対策に参入した。「盗聴・改ざん・なりすまし防止・ログイン認証強化(SSL・暗号セキュリティ)、「なりすまし監視・削除支援(ブランドセキュリティ)」、そして「サイバー攻撃対策(サイバーセキュリティ)」の各分野を強化している。現在では、GMOインターネットグループのパートナー(従業員)約8,000人のうち、1,100人がセキュリティ関連の業務に従事している。
インターネット革命が折り返し地点を迎え、インターネットのセキュリティに関する課題は、世界的に今後も拡大していくと見られている。日本全体のインターネット環境のセキュリティを強化するには、ネットセキュリティの重要性を一人ひとりが認識することが重要であるとの視点に立ち、「すべての人に安心な未来を」というキャッチコピーを掲げて、今回のプロジェクトを企画した。「GMOインターネットグループの技術を結集し、パートナーが一丸となり、セキュリティ事業に全力で取り組む」(熊谷氏)方針だ。
記者会見には、GMOグローバルサイン社長の中條一郎氏、GMOブランドセキュリティ社長の中川光昭氏、GMOサイバーセキュリティbyイエラエ社長の牧田誠氏、GMO Flatt Security CEOの井出康貴氏らグループのセキュリティ各社のトップや、グループに在籍するホワイトハッカーらが出席し、プロジェクトに対する熱意を表明したほか、ハッキングのデモなどが行われた。
無料診断とAI相談のほか、有償での支援サービスも展開
第2弾は首相やデジタル大臣参加予定の大会議&表彰式
24時間、無料で利用できる「パスワード漏洩診断・Webサイトリスク診断」は、メールアドレスやURLを入力するだけでセキュリティリスクを簡単にチェックできる。特に、Webサイト診断において、4つの診断項目(脆弱性、クラウド利用、なりすまし、盗聴)をまとめて確認できるのは、幅広い知見を持つGMOインターネットグループならではの強みだという。
パスワード漏洩診断は専用サイトにアクセスし、自分のメールアドレスや診断対象のWebサイトのURLを入力するだけで診断が開始される。診断結果については、入力したメールアドレス宛に送られたURLをクリックすると、確認することができる。
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