2011年7月26日9:00
スマートフォンの活用は、PayPalの中期経営計画の核となっている。スマートフォンはオンライン市場とフィジカル市場の両方で活躍するからである。
PayPalはその出自からオンラインでは圧倒的強みを発揮し、全世界に1億人というアクティブユーザーをもつまでになった。加盟店数は900万件だ。
フィジカル市場でPayPalが期待しているのは非接触NFC機能である。スマートフォンにNFC機能が搭載されれば、スマートフォン同士で決済が可能になる。
第1弾としてPayPalはAndroid版スマートフォンのNFC機能を使った送金サービスウィジットを公表した。
スマートフォンのスクリーンから送金金額を入力し、相手のスマートフォンを近づけると、簡単に相手のスマートフォンに送金される。
相手のスマートフォンに支払請求することも可能。相手がPIN入力すれば支払われる。
非接触決済の成立時には「ビーッ」という音がなる仕掛けになっている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。