2011年8月24日19:24
デンソーウェーブは、2011年11月から、複数の電子マネー決済やポイントアプリケーションに対応した非接触ICカード対応定置式端末「RX10シリーズ」を発売すると発表した。
RX10シリーズは、NTTデータが運営するカード決済総合ASPサービス「PastelPort(パステルポート)」と通信し、日本NCR製のPOSシステムと接続を行い、2011年11月からファーストユーザでの利用がスタートする予定だ。
筐体は、フラットで小型な形状のため、店舗での売り場スペースを有効に利用でき、POSレジへの搭載も可能だ。同シリーズは、FeliCa・MIFARE・TypeA/Bを利用したさまざまな非接触ICカード電子マネーによる決済を1台で処理できる。対応電子マネーについては、現在ビットワレットの「Edy」を計画中で、NTTドコモの「iD」など他の電子マネーへも順次対応していく予定だ。
また、電子マネーのほか、ポイントやクーポン、チケット認証などのアプリケーションも同時に搭載することができる。さらに、同社が運営する「端末管理センター」へ接続することにより、顧客企業の業務を止めることなく端末OSやファームウェア、各種アプリケーションを自動更新することが可能だ。
本体のメーカ希望小売価格はオープン価格で、年間1万台を販売する計画だ。