2011年10月11日10:32
米ハウスプリペイド市場は継続して伸びている。成熟期を迎えているのかと思いきや、いまだ成長期にあることがわかった。
2010年にハウスプリペイドにチャージされた額は2,612億ドル。2009年は2,303億ドルだった。いずれにせよ、ハウスプリペイドのチャージ額は20兆円を超えている。
調査したのはMercator Advisory Group。今回が第8回目の調査となる。ハウスプリペイドとは正確にはクローズドループ型プリペイドで、発行者固有のショップでの利用に限定されたカードや、政府のEBT専用カードをいう。
13%成長を牽引したのはギフトカード。カード発行者にとってギフトカードは単なる決済手段ではなく、マーケティングツールとして欠かせないものになっているからだ。
政府の給付カードも景気低迷で需要者が増え、チャージ額も増えている。国際ブランドがついた汎用プリカだけでなく、ハウスプリペイドも好調なのは、現金や小切手より便利だからだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。