2011年12月6日9:30
日立ソリューションズは、2011年12月12日から、課金情報や充電器を管理し、遠隔監視などを実現するクラウド型EV充電インフラ管理システム「emforest/EV(エンフォレスト/イーブイ)」を、EV充電事業者向けに提供を開始すると発表した。
emforest/EVは、商業施設や観光施設などのEV充電事業者に向け、充電器の利用状況や課金情報の管理、充電器の遠隔監視や遠隔保守、24時間対応のコールセンターなどEV充電インフラ管理に必要な機能を導入、構築から運用までクラウド型サービスにてワンストップで提供する。決済機能では汎用性の高いFeliCa(Edy / Suica)、クレジットカード決済, コンビニ決済などのカスタマイズも可能だ。また、地域内の自然エネルギー発電も含めた電力供給側と利用者を連携するCEMS(地域エネルギー管理システム)との接続により、地域の電力需要に応じたEV充電器の制御や自然エネルギー利用に応じて値引きするインセンティブ提供などが行える。
また、複数台の充電器に対応する充電管理端末ソフトウェアを搭載するなど、充電事業の規模に合わせた柔軟な構成を可能としている。さらに、自社でEV充電インフラを運用したい事業者には製品による提供を行う。
日立ソリューションズでは、2011年2月から、エー・イー・シーが沖縄本島全域で展開する充電器整備事業にEV充電インフラ管理サービスを提供しており、本格商用レベルでの稼動実績を基に、サービスと製品を開発した。