2012年1月18日9:00
スマートフォンを決済端末にするというビジネスモデルはSquareの成功をみて、世界中で盛り上がりをみせている。
そしていよいよ、タブレットを決済端末にするというビジネスモデルにも火がつきはじめたようだ。ディバイスの利便性が認識されたからに他ならない。
スマートフォンよりスクリーンが大きくて見やすい。スマートフォン以上に直感的な操作ができる。タブレットにはそういうメリットがある。
世界最大のPOSメーカーであるベリフォン(VeriFone)は、スマートフォンでSquareやインチュイットと競り合っていたが、タブレットでもSquareに挑んできた。
ターゲットはスモールビジネスではなく、大手流通。売場の従業員向けに商品情報を提供しながら、決済もできるようにした。
タブレット端末に組込むスリーブは今月ニューヨークで開催される全米小売協会の年次総会でデビューする。
第1弾として大手アパレルのGuessがVeriFoneのiPad決済を採用することが決まった。まず十数店舗でテストし、今年中に全店に拡大する予定だ。
2012年はスマートフォン決済に加え、タブレット決済競争も激化するに違いない。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。