2012年2月21日9:00
クレジットカードやデビットカードの発行会社手数料に規制がかかり、値下げ圧力が強まっている。カード発行会社にとって、リウォーズはカード稼動率をあげる有効な施策。しかし、その資金の負担は頭の痛い問題だ。
そんななか、加盟店が100%資金を負担するサービスが注目を集めている。さらに、広告収入もカード発行会社にはいるという夢のようなサービスである。
ただ、そこはいろいろと諸事情があって、必ずしも100%加盟店負担というわけにはいかない場合も多い。
そんな金融機関の声を受け、ファイサーブ(Fiserv)は加盟店負担、カード発行会社負担、それらのブレンドタイプ、の3つの選択肢から選べるリウォーズプログラムを開発した。
名づけて「ユーチューズ(UChoose Rewards)」プログラム。動画サイトのYouTubeにあやかっているかも。
ユニークなのはリウォーズ商品を店頭で受取れるサービス。Webで商品を選び、近くのショップへいってその商品を受取るというもの。通常20から45分で受取れるという。
いまはベストバイ(Best Buy)の店頭だけだが、今後小売チャネルを拡大していく予定だ。
ユーチューズをスタートしてから、カード保有者の約30%がリウォーズ商品をベストバイで受取ったという。Web注文から受取りまでの所要時間は平均23分だった。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。