2014年11月8日9:00
カード発行会社にとって、Apple Payにかける思いは熱い。ところが、それを受けつけるマーチャントの一角では、造反がおきようとしている。
独自のQRコード決済カレントCを推進するグループのうち、ドラッグストアのライトエイド(Rite Aid)とCVSは、Apple Payを受けつけないよう販売員に通達した。
カレントCは2015年の上半期にリリースされる予定。これを主力サービスにするため、Apple Payの普及に歯止めをかけようという狙いだ。この動きにウォルマートも乗る見込み。
これに対し、消費者は怒り心頭。であればApple Payに参画しているドラッグストアのウォルグリーンしか使わないという人も。
多様な決済を受けつけることによって、消費者利便性を提供できる。消費者を無視した暴挙は、かならずしっぺ返しを受ける。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。