2012年2月26日9:00
オンライン決済の雄PayPalは、リアル世界の決済を取込むため、さまざまな施策をとっている。ニューヨークにはショッピングショーケースという実験店舗も開設した。
地上大作戦のひとつとして、PayPalは独自ブランドのプラスチックカードを打ちだしていた。国際ブランドをつけず、PayPalのロゴだけ。カード番号も名前も不要というものだった。
が、今回発表したのはMasterCardブランドのついたプリペイドカード。とにかく地上戦ではどんな手を使ってでも決済シェアを拡大する、という意志が明確にみてとれる。
PayPalプリペイドカードの発行は、ネットスペンド(NetSpend)との提携だ。ネットスペンドはプログラムマネジャーとディストリビューションマネジャーの役割で、PayPalと汎用型プリペイドカードの独占的な契約をした。カード発行会社はThe Bancorp Bank。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。