2012年4月28日11:09
世界第2位の送金事業者マネーグラムは、中国工商銀行と提携し、日本から中国への送金サービスをはじめると発表した。
日本の外国人登録者数でもっとも多いのが中国人労働者。ところがこれまで、日本から中国への送金サービスは送金手段が限定されていたこともあって、地下銀行の利用が少なからずあった。
中国工商銀行は中国全土で展開し、口座数は2億口座を超える。日本から現金で送金すると、中国工商銀行の口座に預金され、現地の受信者は、支店窓口や4万台強のATMで現金を引出すことができる。
中国工商銀行は1995年からマネーグラムの代理店で、約400都市の1,500カ所に窓口を保有している。
マネーグラムは日本代理店のSBIレミットやウニードスと共同で中国送金サービスを拡大する予定だ。
世界銀行によると、2011年に中国が受取った送金額は570億ドル。インドに次ぐ世界第2位の受金国である。ちなみに日本は世界のトップ20にはいる送金国である。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。