2012年5月21日9:00
米国では加盟店特典とカードをシンク(Sync)し、カードをその加盟店で使うと自動的に特典を受けられるというサービスが注目されている。カード発行会社は規制強化で、自社リウォーズコストを捻出しにくくなっているからだ。
カードSync特典を提供する会社のひとつリンカブル(Linkable)は、このほどSKUレベルのリウォーズを提供できるサービスを発表した。SKUとはStock Keeping Unitの略で、商品の登録の際の最少単位をいう。サイズやカラーなどで商品を管理することが多い。
いままで加盟店はカードが自店で使われるとリウォーズを提供していたが、これを使えばカード買上げの商品ごとにリウォーズを提供できるようになる。店単位から商品単位にリウォーズを細分化できるのだ。
SKUレベルのリウォーズが可能になれば、加盟店は商品製造元に販促費を負担してもらうことができる。自腹を切らなくていいというケースも考えられる。カードSyncリウォーズは、店単位から商品単位に進化している。
■「カードBizと僕の勝手気ままログ」のリアルタイム更新はこちら
※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。