アメックスとワールド・モニュメント財団、震災で損壊した文化財を支援

2012年5月25日16:00

アメリカン・エキスプレス財団とワールド・モニュメント財団(World Monuments Fund: WMF)は、存続が危ぶまれ保存・修復が求められる世界各地の文化遺産6カ所に計100万米ドルを拠出することを2012年5月14日に発表した。これは、アメリカン・エキスプレス財団が設立スポンサーとなりWMFが1996年より展開している「ワールド・モニュメント・ウォッチ」というプログラムの一環であり、アメリカン・エキスプレスによる同プログラム支援助成金500万米ドル(2012年から5年間)からの最初の拠出となる。

日本からは、東日本大震災で損壊した千葉県香取市佐原地区の歴史的町並みが選ばれ、その修復・保存活動に20万米ドルを支援するという。千葉県の北東端に位置し、江戸時代以来の町屋が300棟以上残る歴史的な町並みで有名な佐原地区では、それら歴史的な建造物のうち3分の1以上が2011年の東日本大震災の被害を受けた。今回の支援による助成金は、「特定非営利活動法人小野川と佐原の町並みを考える会」を通じて、歴史的な町屋7棟(県指定文化財7件および付随建造物2件)の修復・保存活動に充てられる。

また、2011年10月に発表された2012年版「ワールド・モニュメント・ウォッチ・リスト」には、「東日本大震災被災文化財」(特定の文化財ではなく、主に東北、関東などの被災地域にある被災文化財として広義に選定したもの)が登録されたが、その中で今回の佐原支援プロジェクトへの助成は日本における被災文化財支援として初となった。

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