旅行業界初となるカード型旅行券「JTBトラベルギフト」の販売を開始(ジェイティービー)

2012年5月30日19:01

ジェイティービー(JTB)は、2012年6月1日から、旅行業界では初となるカード型旅行券「JTBトラベルギフト」の販売を開始すると発表した。

カード型旅行券「JTB トラベルギフト」。左は基本デザイン、中央と右はオーダーメイドデザインのイメージとなる(出典:ジェイティービーのプレスリリース)

JTBトラベルギフトは、切符の購入や宿泊、国内・海外旅行などの支払いに利用できるカード型旅行券である。カードのデザインは、基本デザインとオーダーメイドデザインの2 種類を用意。オーダーメイドデザインでは、贈るシーンに合わせてカード券面に手持ちの写真やメッセージを添えたオリジナルのデザインで制作することができる。

販売金額は、1 万円~50 万円まで自由に設定が可能だ。有効期限は発行開始日より2年間となり、有効期限内であれば残高の範囲で繰り返し利用が行える。

利用者は、JTB グループ店舗をはじめとする全国約1,000店の販売店や、JTB のWebサイトから購入でき、JTB のWebサイトでの購入の場合はクレジットカードで支払いが可能だ。

利用は、JTB グループ販売店や電話販売での旅行代金の支払いに充当できる。今後は、同社Webサイトで取り扱う旅行商品の支払いにも利用できるよう利便性の向上を図る。

また、JTBトラベルギフトでは、新たに企業の永年勤続表彰向けに、有効期限を1年間に設定できるしくみを導入。永年勤続表彰利用にあたっては、一般的に、有効期限がない紙型の旅行券は、支給後1年以内に利用しなかった場合は原則課税の対象となるため、同商品の需要が多く見込まれるという。また、企業の総務担当者などは個別の利用残高を把握することができ、未利用者に対し早期利用を促すことができる。

現在同社では、紙型の旅行券「JTB旅行券(ナイストリップ)」を販売しており、結婚記念日や、永年勤続の表彰、退職祝いなどの贈答品として利用されている。今回販売するJTBトラベルギフトは、「旅を贈ろう」をコンセプトに、現行の紙型の旅行券にはないサービスで新しいギフト需要を創出し、2012 年度は15億円、2016年度には90億円の取り扱いを目指す。

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