2012年6月10日9:00
米ベビーブーマー世代のうち、毎日1万人が65歳以上になっている。では、どの地域で高齢化が進んでいるのだろう。
米国勢調査によると、地図のような色分けになった。2000年と2010年で、65歳以上がどれだけ増えたかをみたものである。レッドは65歳以上が減った地域。ブルーはいちばん濃いのが30%以上増えた地域、そのつぎが20-30%、うす水色が10-20%、グレーが0-10%の地域だ。
中西部にレッドゾーンが広がり、西と南に濃いブルーが広がっている。
65歳以上が減少しているレッドゾーンの多くは農業地帯だ。日本の農家は高齢化が進んでいるが、米国は若い移民の力を借りているところが多く、65歳以上が減っているようだ。
65歳以上が30%以上増えている濃いブルーゾンの多くは、ベビーブーマー層が多い地域か、富裕層が多い地域だ。高齢化が進むことによって、地域の産業や消費生活はどのように変わっていくのか興味深い。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。