2012年7月11日9:00
NCRといえばレジスターの生みの親ともいう存在。NCRはNational Cash Registerからきている。
120年の歴史をもつNCRがモバイルPOSに参入した。アップルのiPad、iPhone、iPod Touchで動作する。ターゲットはスモールビジネス。ソリューションの名称はシルバー(Silver)である。
シルバーはクラウドベースのPOSで、アップルのモバイル機器と連携する。当然決済も可能で、カードリーダは30ピンのコネクターを利用する。
すでにアトランタ都市部周辺で実証実験がおこなわれ、成果をあげている。レジスターやPOSのノウハウをもつNCRだけに、単なる決済端末ではなく、POS機能やレポーティング機能を充実させた。
通常は技術力に片寄るきらいがあるが、スモールビジネスの運営に注力したソリューションだ。利用料は月額79ドルと高いが、POSソフトウェア利用料、レポーティング、分析、マーケティング、顧客サービスなどがすべて含まれている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。