2012年7月21日9:00
日本に限らず世界中でカードを取巻く規制が強化されている。インドネシアクレジットカード協会は、6月7日に施行された規制によって、約500万枚の稼動クレジットカードが使えなくなると予測した。
規制の内容は、月収1,000万ルピア(約10万円)以下のカード利用者が2枚目のカードを申込むには、銀行の特別審査を受けなければならない。
月収300万ルピア(約3万円)以下であれば、そもそもクレジットカードをもてないのだ。カード発行銀行は、来年はじめから既存顧客であってもカード利用停止にしなければならない。
インドネシア中央銀行によって、リボルビング金利の上限も規制される。現在上限金利は明確にされていないが、最大月利3%になると予測されている。現在の一般的なリボルビング金利は月利3.75%だ。
規制強化によって、経済成長にブレーキがかかることを懸念する声もある。それだけクレジットカードの経済効果は高い。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。