2012年9月28日9:00
クラウドから紛失物を取返すサービスを提供する会社があらわれた。米国のクラウドアイズ(CloudeyeZ)である。
インターネット上には少なくとも150の犯罪フォーラムがある。各フォーラムでは盗んだカードデータや、ID、パスワード、ソフトウェアのプログラム、知的財産などが売買されている。
クラウドアイズはまだベータ版だが、このフォーラムの一部をモニタリングし、日々の売買件数や売買価格を収集している。情報収集にはボット(bot)という自動化のプログラムを利用。ボットはロボットの短縮形だ。
これが機能すれば、カード番号やIDの盗難は大幅に減少するだろう。ハッカーは売買できなくなるからである。
ちなみにこの8月に売出されたカード番号は45万件。価格は1カード番号につき、1.6ドルから3.2ドルだった。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。