2013年2月6日9:00
米国アイオア州のタバコ税の支払いに、ベンチャーの決済サービスが使われることになった。その名はドゥオラ(Dwolla)。2008年設立のベンンチャーである。
ドゥオラのコンセプトはオンライン取引きの健全化。安い手数料で気軽に取引きできるサービスをめざしている。手数料は10ドルまで無料。10ドル以上の決済にかかる手数料は、一律25セントだけ。破格のプライシングだ。
アイオア州では、タバコ税による税収は毎年1億ドルになる。この支払いをドゥオラが引受けることになった。いまはタバコ税だけだが、今後はアイオア州だけでなく、アイオアの市町村でも税金支払いにドゥオラが利用される予定だ。
アイオア州の税金支払いだけで100万件強のペーパートランザクションがある。これがペーパーレスで簡単に決済できれば、大幅なコストダウンだ。
カードを使わず、銀行口座と直結したネットワークで決済するドゥオラ。ニューペイメントが地公体の決済を革新していく。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。