2013年3月5日9:00
Googleウォレットとならんで世界の注目を集めているISISウォレット。昨年10月22日にソルトレークとオースチンで実証実験を開始したが、あまりうまくいっていないようだ。
現在のウォレットデザインを変更するという計画が明らかになった。いままではシカゴに本拠をおくシーサム(C-SAM)がウォレットアプリケーションを開発していた。
ISISウォレットのPIN入力時にフリーズしてしまうという不具合や、セキュアエレメントとのセッションができないという不具合が相次いだ。それもあって、実証実験が予定より大幅におくれたのだが、実証実験がスタートしてからもトラブルはつづいている。
ISISはシーサムにかえて、オースチンに本拠をおくベンチャー企業ミューチャルモバイル(Mutual Mobile)を採用した。開発中のISISモバイルウォレット2.0は、スムースなパフォーマンスとすばやいレスポンス、そしてシンプルでわかりやすいデザインだという。
これらはモバイルウォレットに必須の要素だ。カードを使ったほうがはやい、と酷評されていたISIS。はたして復活できるのだろうか。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。