2013年3月11日9:00
Amexのソーシャルメディア活用は群を抜いている。が、Amexがツイッターやフェイスブックというソーシャルメディアを活用しはじめたのは、他の金融サービスにくらべて遅かった。
しかし、いまやAmexといえばソーシャルメディア活用の成功企業としてとりあげられる。ツイッターと連動したマーケティングで、フォロワーは60万人を超えている。フェイスブックを活用したカードとSyncしたマーケティングで、フォロワーは270万人強だ。
最も成功した事例は、スモールビジネスを対象にしたスモールビジネスサタデー(Small Business Saturday)というイベントを開催したときである。
カード保有者を地域のパパママショップへ送客するというイベント。フェイスブックを中心にした企画だった。この企画が驚くべき数字をたたき出す。
わずか3週間で120万人のファンを集めたのだ。政治家や市長、消費者などが参加。ローカルショップへの送客は、米国をあげての運動になった。
Amexはソーシャルメディアの活用によって、参加加盟店の売上げアップに貢献し、カード利用者にいままで以上の特典を還元できるようになったのである。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。