2013年4月9日14:02
クレディセゾンとコイニーは、コイニーが提供するスマートフォン決済サービス「Coiney」を導入し、2013年4月10日からカード決済加盟店の募集を開始すると発表した。
これまでクレディセゾンでは、現金マーケットの打破を目標に掲げ、サインレスなどさまざまな取り組みを行ってきた。一方で、年々クレジットカード決済市場は拡がりを見せているものの、中小企業や個人事業主を主体とするマーケットにおいては未だ現金による決済の割合が大きく、このマーケットの取り込みが課題となっていた。
今回、コイニーとの業務提携により、スマートフォンならではの機能性を活用したカード利用シーンの多様化を実現し、市場の拡大を図るという。また、クレジットカード決済導入に関わる手続きを簡便にするため、書類による申し込みを廃止し、申込みから登録までの完全オンライン化を実現することで、従来加盟店申込みから利用開始まで1カ月半の期間を要してきたところを最短1週間までに短縮した。
コイニーでは、スマートフォン決済サービス「Coiney」を中小企業や個人事業主など一部の加盟店に対して提供してきた。今回の業務提携により、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスと専用のカードリーダを用いることによる導入費用やランニング費用の削減、またインターネット回線が使えるところであれば屋内でも屋外でも使える携帯性の高い決済サービスを広めていく方針だ。またコイニーは、ペイメントカードの国際的なセキュリティ基準である PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard(PCI DSS)Version 2.0 」へ完全準拠し、安心・安全な決済サービスの提供に努めている。
なお、今後両社では、スマートフォン決済の利便性を武器に、急速な経済発展に伴いクレジット決済の利用が見込まれる東南アジアの決済市場への進出も検討している。