2013年5月14日14:42
さくら情報システムは、寄付金の募集から、寄付金の受付・決済処理、情報管理や領収書・礼状の作成などを行えるクラウドサービス「寄付金クラウド」を2013年5月8日より提供開始したと発表した。
少子化に伴う学校納付金や補助金の減少、国立大学法人化、寄付金にかかわる税制の変更などを背景に、学校経営における寄付金の重要性は高まっている。
その一方で学校法人は、「どういうステップで、寄付金募集すればいいかわからない」、「寄付金の募集を行うにも人手が足りない」、「入金管理、趣意書・領収書・礼状の発行などの事務が煩雑」、「寄付金管理に関するシステムを構築したいが高額になりがち」といった課題を抱えている。また、寄付金募集を行う財団法人においても、寄付金募集事務の省力化、寄付者の利便性の向上などが課題となっている。
今回、サービスを開始した寄付金クラウドは、寄付金の募集(寄付候補者管理・寄付金募集趣意書の作成)、受付(Webサイトにおける寄付金の受付・決済処理)、管理(入金管理、突合作業、礼状・領収書の作成)といった寄付金管理に必要な機能をクラウドサービスでトータルにサポート。また、クレジットカード払い、銀行振込、コンビニ払いなど8種類の入金方法を選択可能だ。
さらに、募集者に代わって、寄付金募集趣意書、領収書、礼状などの印刷・発送業務などを行う、BPOサービスも提供する。特定の時期に偏りがちな事務作業をアウトソースすることで、事務量の平準化を実現することが可能だ。また、寄付金に関するWeb制作など、ニーズに応じて提供する機能をメニュー化・オプション化しているため、必要な部分のみ利用することができるという。
コストについては、共同利用型のシステムサービスであるクラウドの特性を生かし、システムの導入を安価に、スピーディに行うことが可能となっている。