2013年6月9日9:00
人口5,000万人のミャンマー。2010年のGDPは356億ドルで、福井県と同じ経済規模である。ここで人々が使っている通貨はチャットだ。
インフレが進んでいるため、商品を買うのは一苦労。多くの紙幣が必要になる。銀行へ預けるのも大変だ。預金するために米袋を担いでくる。
銀行には現金をカウントする機械がならび、大量の紙幣をカウントしている。言葉ではあらわせないくらい大量の紙幣なのである。
ミャンマーの人たちで銀行口座をもっているのは10%に満たない。口座客は銀行を信用していない人が多い。
そんなミャンマーで、MasterCardネットワークと接続したATMが今年にはいってからスタートした。CBバンクの運営だ。ATMは正確で信頼度が高い。
しかし、このATMはしばしば止まるらしい。いまはまだ黎明期。将来的には預金や現金引出しをこのATMが担うことになるだろう。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。