2013年7月16日9:00
米国の銀行や保険会社、カード会社は年間どれくらいの広告宣伝費をかけているのだろうか。金融セクターは広告宣伝費の大口スポンサーだ。
アドエイジ(Advertising Age)によると、金融セクター1位はJPモルガンチェースだった。2012年の広告宣伝費は21億ドル。全企業ランクでは8位である。ただし、前年対比は11%のマイナスだった。
2位はAmexで21億ドル。おなじく前年対比マイナス3%だった。全企業ランクでは9位になっている。3位はバンクオブアメリカで16億ドル。これも前年対比マイナス5%だった。
4位はキャピタルワンで13億ドル、前年対比22%増やしている。5位はシティで9.3億ドル、前年対比5%減だった。
トップ5で広告宣伝費を増やしたのはキャピタルワンだけ。欧州経済危機や景気低迷のなか、広告宣伝費を含めたマーケティングにアクセルを踏むのは躊躇しているようだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。