2013年7月17日9:00
FRB(連邦準備制度)は毎月消費者のクレジット利用状況を発表している。景気を左右する重要な指標だからだ。クレジットの分類は2つ。リボルビングと非リボルビング(翌月一括払い)にわけて調査している。
2013年5月はリボルビング残高が前年とくらべ大きく伸びた。年率に換算すると9.3%アップで、ここ数年ではじめての急上昇となった。残高は8,565億ドル。4月は8,499億ドルだった。
ちなみに2008年のリボルビング残高成長率は0.2%、リーマン後の2009年はマイナス8.8%、2010年もマイナス7.6%、2011年は0.2%増、2012年は0.4%増だった。
2013年の第1四半期は1.5%アップで、4月は1.1%の伸びだった。これらと比較すると、9.3%という伸びがどれだけ大きいかがわかる。米国の消費者は景気が上向きかけていると感じているのだろうか。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。