2013年7月25日19:40
エスキュービズムは、ココカラファイングループの商品を取り扱うECサイト「ココカラファイン.ネット」と店舗POSの連携を支援し、顧客基盤の統合によるポイントサービスの共通化が実現したと発表した。
ココカラファイングループでは、2013年4月、ドラッグストア・調剤薬局を展開するセイジョー、セガミメディクス、ジップドラッグ、ライフォート、スズラン薬局、メディカルインデックスの6社を合併した。同グループのECサイト「ココカラファイン.ネット」は、グループ会社で取り扱う医薬品、化粧品、健康食品などの商品を中心に、ココカラファインOECが運営するインターネットショッピングサイトとなる。
ココカラファインOECは、企業合併後にシームレスなサービスを顧客へ提供するため、これまで「ココカラファイン.ネット」とリアル店舗で別々に管理していた会員データおよびポイントデータの共通化を2013年4月より開始。すでに「ココカラファイン.ネット」の基盤技術として採用されていた複数店舗型・多店舗型のECサイト構築パッケージ「EC-Orange mall(ECオレンジモール)」を開発・提供するエスキュービズムに、システム構築を依頼したという。
エスキュービズムでは、EC Orange mallで構築した「ココカラファイン.ネット」と店舗POSを連動させるためのインターフェイスを開発し、会員データの統合とポイントサービスの共通化を支援した。ココカラファイングループの顧客は、「ココカラファイン.ネット」のマイページで手続きすることで、リアル店舗の会員データと紐づけることが可能になり、ネットでもリアル店舗でも使えるポイント残高の確認、およびポイントの利用ができるようになる。またエスキュービズムの技術支援のもと、PCだけでなくタブレットから「ココカラファイン.ネット」にアクセスする際のユーザーインターフェイスを大幅に改善したそうだ。
ココカラファインOECは、今回のポイントサービスの共通化、ユーザーインターフェイスの改善だけでなく、今後は一般用医薬品と医療用医薬品の飲みあわせチェック機能実装、ネットでもリアル店舗でも健康相談ができる体制を整えていくほか、地域の購入者が少ないためリアル店舗での在庫が難しい特定疾病向けの商品をネットで販売できるようにするといったサービスの提供を目指しているそうだ。