2013年8月27日9:00
モバイルコマースでは、いちいち住所や電話番号を入力するのは手間がかかる。Facebookに登録した情報を、オンラインショッピングに活用できないか。
そう考えるのは自然のなりゆき。Facebookはクレジットカードなどの決済情報を登録しておけば、いちいち詳細情報を入力しなくてもいいという決済サービスをテストしている。
つまりは、PayPalやAmazonチェックアウト、Googleウォレットとおなじ仕組みである。とはいうものの、FacebookはPayPalとも深い関係にある。あくまでも、テスト段階でPayPalの競合商品をローンチしようとしているわけではないようだ。
Facebookの決済ビジネスは、2013年第2四半期で2.14億ドルの収益を上げた。が、広告収入に匹敵する第2の柱にはなっていない。従来にない決済サービスを開発できるかが鍵だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。