2013年9月26日8:30

信頼の高品質とコストパフォーマンスの両立、「MUFGカード」
2,000円の「ゴールド」、2万1,000円の「プラチナ」など充実のラインアップ

「ついに、みんなへ。」のキャッチコピーで2008年7月に登場した「MUFGカード ゴールド」。年会費は消費税込で2,000円を実現し、大きな驚きをもって市場に迎えられた。一般に年会費が1万円は下らない、手の届きにくい印象であったゴールドカードの既成概念を打ち破った、画期的な商品だ。また、学生向けの「イニシャル」から年会費2万1,000円で充実したサービスを提供する「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード」まで、利用者のニーズに合ったさまざまなカードを発行している。

三菱UFJニコスの核となるブランドへ 全方位のお客様に喜んでいただきたい

三菱UFJニコスは、2005年10月にNICOSカードの日本信販がUFJカードと合併、2006年10月にはJAグループの協同クレジットサービスと、さらに2007年4月にディーシーカードと合併して誕生した。その翌年、それぞれに定評のある既存カードブランドは維持しつつも、新会社を象徴する新しいブランドとして産声をあげたのが「MUFGカード」だ。

「当初はVisa、MasterCardに加えて、アメリカン・エキスプレスの3つの国際ブランドで立ち上げました。特に、ラグジュアリー層や、T&E(トラベル&エンターテインメント)性をくすぐるようなサービスを持っているアメリカン・エキスプレスブランドの投入によって、全方位のお客様にご満足いただける形で、鳴り物入りで登場いたしました」(三菱UFJニコス 商品開発部 商品開発第1グループ 調査役 稲元学氏)

ちなみに、立ち上げ当時は、VisaとMasterCardには年会費2,000円(税込)の「ゴールド」と、年会費1万500円(税込)の「ゴールドプレステージ」があった。アメリカン・エキスプレスは現在とは大きく異なり、当初は年会費2万1,000円(税込)のゴールドカードだったのが、のちにサービスや機能の拡充を経て、現行の「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード」へとリニューアルされている。

現在は、「プラチナ」以外の国際ブランドは、Visa、MasterCard、JCB、そしてアメリカン・エキスプレスというラインアップから選択できる。さらに2010年3月からは、メインの1枚にあわせる形で銀聯も追加可能となり、5大国際ブランドが揃う形となった。これを実現できているカードブランドは稀有だ。国際ブランドを限定しないのは、このカードがユーザーの多様なニーズにしっかりと応じられるように、という心意気からだ。 

年会費2,000円のゴールドカード サービス限定でも頼れる“安全・安心・高品質”

「MUFGカード ゴールド」の年会費は2,000円(税込)で、初年度は無料となる。ポイントはしっかりとためつつも、まばゆい券面の、見栄えのするカードを所有してみたい、という若年世代の欲求にも格安で応えてくれるのだ。

三菱UFJニコス 商品開発部 商品開発第1グループ 調査役 稲元学氏

この年会費でゴールドカードを実現できた理由の1つには、カードスペックの思い切った取捨選択があった。たとえば海外旅行。旅行時の傷害保険は、最高2,000万円の補償がきちんと付帯されている。ところが、ゴールドカードに一般的な空港ラウンジの利用サービスについては、あえて搭載していない。渡航の機会が少なくて空港ラウンジを使うことがないぶん年会費が抑えられているほうが助かる、と考えるユーザーは実は少なくなく、そんな本音にかなうのだ。 国内最大級のクレジットカード会社が送り出すブランドとして、ユーザーから寄せられる信頼をがっちりと受け止めるための体制整備にも余念がない。

「カード会社としての“安全・安心・高品質”をご提供したいと考えております。使っていて何か困ったことがございましたら、全面的にバックアップいたします」と、稲元氏は矜持をみせる。年中無休・24時間体制で問い合わせを受け付けるコールセンターを立ち上げたのも、その取り組みの1つだ。 金融グループであるMUFGのグループ会社ならではの強みを活かしたサービスも提供している。例えば、三菱東京UFJ銀行をカードの引落し口座に指定した場合、一定の基準をクリアすれば、ATMの時間外手数料が無料となる。メインバンクとしていれば便利なサービスだ。また、不動産の取引も、上限はあるもののポイント付与対象となる。

アメリカン・エキスプレスブランドだけの優待サービス 基本ポイント国内初年度1.5倍、海外なら2倍に

国際ブランドがアメリカン・エキスプレスの「MUFGカード・ゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カード」も同様に年会費2,000円(税込)で、初年度は無料だ。アメリカン・エキスプレスブランドを手軽な価格帯で持てるため人気となっている。 手に入れられるのはアメリカン・エキスプレスブランドのステータス感ばかりではない。

「MUFGカード ゴールド」の通常のサービスにくわえ、アメリカン・エキスプレス限定のサービスが受けられるのも好評の理由だろう。年間を通じて、日本をはじめ世界100以上の国や地域で、8,000以上もの優待特典を利用できる「アメリカン・エキスプレス・セレクト」の付帯もそのひとつだ。

ショッピング利用での基本ポイントは、国内ならば初年度1.5倍、海外では2倍が付与される。2年目以降には、前年のショッピング利用額に応じてポイント付与率がさらに優遇される「グローバルPLUS」というサービスがある。 また、指定月の基本ポイントが1.5倍になる「アニバーサリーポイント」も見逃せない。誕生月などに固定ではなく、入会時に自分で好きな月を指定できる。例えば新生活準備の3月や、クリスマスをはじめイベントが目白押しの12月など、ショッピング利用が多い月を選べば、より多くのポイントを得ることが可能なのだ。

きめ細やかなサービスが光るプラチナ T&E充実で高いコストパフォーマンス

プラチナといえば一般に招待制のものが多いなか、「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード」はオープンで会員を募る申込み制をとっている。年会費は破格の2万円(税抜)だ。割安ながらもそのスペックは他社のプラチナにひけをとらず、コンシェルジュサービスをはじめとする多様なサービスが受けられる。

「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード」

なかでも海外旅行関連は、かゆいところに手が届く、細やかなサービス内容が目を惹く。国際ブランドがアメリカン・エキスプレスという安心感にくわえ、海外でのショッピングでたまるポイントは常に2倍の設定。海外旅行傷害保険については、自動付帯分とカード利用条件分で最高1億円の補償が付帯されている。世界600カ所以上の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」は通常ならば399ドルの年会費がかかるが、無料の範囲を本人のみならず家族会員1名にまで広げている。

ちなみに、家族カードは1名まで年会費が無料となっている。 海外渡航の際の手荷物空港宅配サービスは、往復ともにスーツケース1個まで無料となる。手荷物関連でいえば、「コート(防寒具)預かりサービス」も非常に便利だ。「海外旅行時に必要がなくなるコートなどの衣類を、空港のサービスカウンターにて無料でお預かりするサービスです。同じ手荷物でも、他社様より深く広く、いっそう充実したサービスをご提供したいと考えております」と、三菱UFJニコス 商品開発部 商品開発第一グループ 調査役 久住修氏は笑顔をみせる。

海外にあまり出かけないという向きにすすめたいのが、国内のグルメサービス「プラチナ・グルメセレクション」の活用だ。全国約190店にのぼる提携レストランの所定コースメニューを2名以上で予約利用すると、1名分のコース料金が無料となる優待サービスだ。特別な日のディナーにいかがだろう。

平均で1万3,000円ほどのコースメニューがラインアップされており、単純計算すると年2回の利用で年会費をペイできてしまう計算となる。このカードのコストパフォーマンスの高さを実感できるサービスだ。 「私どもはプラチナでは後発で、まだまだこれからですけれども、年会費収入に頼らないサービス内容で勝負して、より活用していただくことでの収益モデルを打ち出しております。この年会費でこのサービスを受けられるならば、他で高い年会費を払わなくてもいいな、と思ってくださる方々のマーケットを獲得していきたいですね」(稲元氏) 

登場5年でユーザー300万を突破 なかでも、学生専用の「イニシャル」は男女ともに人気

現在、MUFGカード全体で約303万人のユーザーがおり、年代・性別では30~40代の男性が中心だという。「プラチナ」のユーザーに限れば、それよりも年齢層が若干上がるものの、「年会費が比較的リーズナブルということもあって、年齢層は他社様より若いかもしれません。招待制ではなくオープンにしている商品であり、年齢制限も20歳以上ですので、必ずしも敷居が高いということはないかなと思います」と稲元氏。ファーストプラチナとしての根強い需要もうなずける。

なお、学生専用カードの「イニシャル」には女性ユーザーも比較的多く、男女比でみても半々にせまる勢いなのだとか。ちなみに「イニシャル」は在学中の年会費が無料だ。卒業すると、初回のカード更新時に社会人用の「ゴールド」に切り替えとなる。ライフステージに合わせてカードのステータスが上がるのも、カードを持つ楽しみの1つとなる。 入会の申込みはインターネット経由が多いという。「イニシャル」は対象外となるが、それ以外のカードでは、新規入会とキャンペーンへの登録で、もれなく三菱UFJニコスギフトカードやポイントがプレゼントされるキャンペーンもある(2013年9月現在)。「ゴールド」ならば、国際ブランドにもよるものの最短で翌営業日のカード発行が可能で、そんなスピーディさを考えてもオンライン入会がおすすめだ。

必ずニーズに合う1枚がある会社に ソフト面を強化してより魅力的なカードを提供

立ち上げから約5年を経て軌道に乗り、定評を得た感もあるが、装備された機能やサービスの進化を考えれば、今後もさらなる知名度の向上や会員獲得を見込めるカードブランドだ。

三菱UFJニコス 商品開発部 商品開発第一グループ 調査役 久住修氏

「ゴールドについてはさらにもうひと工夫、より魅力のある商品サービスにしていきたい、という感じはあります。プラチナもお客様対応などソフトの面のさらなる向上を図り、圧倒的なNo,1のプラチナにしていきたいです」と、稲元氏は一歩先を見つめる。

また、久住氏は、「今後も、MUFGカード全体としてお客様により満足いただけるよう、一層のサービス向上に努めていきたいです」と意気込みを見せる。 三菱UFJニコスには、約440万人のユーザーを抱えるDCカードと、約930万人のNICOSカードもある。DCカードやNICOSカードと比べても遜色がないブランドに育てたい、というのが、このカードに携わるスタッフたちの願いでもある。

「当社のそれぞれのブランドがお客様のニーズに合ったものをご提供し、カードを持ちたいと思っている幅広い層の方々に喜んでいただきたいですね。“欲しいカードは三菱UFJニコスに必ずある”とおっしゃっていただけるぐらい、すべてのお客様にご支持いただけるようラインアップの充実を目指しております」(稲元氏)

※取材(2013年8月):ペイメントナビ編集部 ペイメントナビゲーター 池谷貴

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