2013年11月23日9:00
価格はシンプルなほうがいい。複雑なプライシングは利用者を混乱させる。消費者にとっても、マーチャントにとっても同様だ。
Squareは当初トランザクションベースの課金体系からスタートした。米国でカード提示の場合は2.75%、カード非提示の場合は3.5%プラス15セント。カード非提示の料率が高いのは、リスクが高いからである。
2012年8月、Squareは固定料金制も導入した。月額275ドルを払えば、使い放題。ただし、1回のトランザクションには400ドル、年間25万ドルまでというキャップをかけていた。
しかし、マーチャントにとってこのキャップが足かせとなり、中堅や大手にとって不便な料金体系となっていた。マーチャントの声を受け、Squareは2014年1月で固定料金制を廃止することになった。
■「カードBizと僕の勝手気ままログ」のリアルタイム更新はこちら
※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。