2014年1月28日9:00
米国小売流通大手のターゲットやニーマンマーカスのカード情報数千万件がハッキングされた事件で、捜査当局はロシア人の17歳を首謀者と特定した。
名前は公表していないが、セントペテルスブルグに住んでいるらしい。かつてレニングラードと呼ばれ、ロシア革命がはじまった街だ。
今回の捜査に携わったインテルクローラー(IntelCrawler)は、利用したソフトはブラックPOS(BlackPOS)と呼ばれるものと断定した。
ここ数カ月にわたって東欧のアングラフォーラムでひろく販売されていたもので、米国やオーストラリア、カナダへのアタックに使われていた。
17歳でも簡単にハッキングできるソフトがアングラで流通している。この事実を決済関係者は十分に認識する必要がある。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。