2014年3月26日10:00
一般社団法人通販エキスパート協会は、第5回目となる「通販エキスパート検定」を2014年6月1日に東京・大阪・熊本・高知・青森で開催する。既存の初級レベルの「3級」および中級レベルの「2級」、上級レベルの「準1級・法律編」と「準1級・ECマーケティング編」に加え、今年は新たに「準1級・CRM編」を導入する(青森会場は「3級」のみの実施)。
通販業界の2012年度売上高は、前年比6.3%増の5 兆4100億円と成長している。インターネットの躍進が顕著なうえメーカーや店舗など新規事業者の参入も活発化しており、今後も大変有望なマーケットと予測できる。ただ、マーケットが成長すればするほど通販業務に携わる人の責任は重くなり、通販の基礎知識から関連法、コンプライアンスまで幅広く学ぶ必要性が高まってきたそうだ。通販エキスパート協会はこのような状況を鑑み、業界の健全な発展のために「通販エキスパート検定」を実施してきた。
通販では他小売業とは異なる専門的な知識やノウハウが求められるが、これまでは通販に特化して総合的に学ぶ場やツールがなかったという。「通販エキスパート検定」はさまざまな方面からの要望に応え、通販の仕組みや媒体・マーケティング戦略、EC施策、顧客対応、バックヤード施策、コンプライアンス、関連法律など、通販業界には不可欠な幅広く専門的知識を身につけていただくことを目的としている。通販事業者だけでなく、コールセンターや、物流、印刷、決済、ECサポートなどを手がける周辺事業者や小売業関係者、ネット通販などで新規参入を目指す人、また通販に関心がある人など、誰でも受検が可能だ。
「3級」と「2級」の取得者も増え、合格者からはさらなる上級レベルの試験を要望する声が上がっていたため、より高レベルの「準1級」を立ち上げて「法律編」および「ECマーケティング編」を導入した。今回はさらに「準1級」の幅を拡大し、CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)の実務に特化した「CRM編」を新たに加えた。
検定対策としては、2014年3月1日に改定・発行した「通販エキスパート検定3級公式テキスト改定最新版Ⅱ(税込2,625円)」と「通販エキスパート検定2級公式テキスト改定最新版Ⅰ(税込2,940円)」が用意されている。アマゾン及び同協会の直販で販売。「通販エキスパート検定準1級」の法律編・ECマーケティング編・CRM編のテキストについては、基本的に検定試験とのセット販売となり、検定申し込み者に協会から無料で直送する。また、「3級」および「2級」テキストをまとめて購入する場合は、同協会経由で1割引にて販売している。
申込は2つの検定ポータルサイト(http://www.challenge.ne.jp/、http//www.kentei-uketsuke.com/tsuhan/)で実施。またセブン-イレブン端末機からの申し込みも可能だ。受検会場は上記5箇所に設置するが、企業単位など10人以上の団体受検には社内会場での実施も可能となっている。