2014年5月9日13:13
楽天カードは、2014年4月24日に台湾金融監督管理委員会から、台湾におけるクレジットカード発行会社の設立許可を取得したと発表した。楽天カードが海外でクレジットカード発行会社の設立許可を取得できたのは今回が初となり、今秋までに台湾でのクレジットカードの発行を目指すという。
楽天グループでは2008年にeコマース事業で台湾に参入、2009年からはトラベル事業も展開している。日本と同様に台湾においても、さまざまなサービスで共通の楽天会員IDで利用可能なロイヤルティプログラムである「楽天スーパーポイント」を提供しているそうだ。
台湾ではクレジットカード発行会社が多く過当競争が進み、クレジットカード会社設立の申請手続きなど新規参入のハードルが高い状況にあると言われているという。今回、台湾における楽天グループの経済的貢献が評価され、12年ぶりに台湾金融監督管理委員会からクレジットカード会社の設立許可が供与された。
楽天カードは、「年会費無料」「ポイントの高還元」を基本コンセプトとしている。楽天グループの各種サービスに加え、リアル店舗においても利用できるクレジットカードとして、楽天会員を中心に利用されている。楽天カードは、台湾においても現地に根ざした利便性の高いサービスを提供し、地域経済の活性化に貢献していきたいとしている。