2014年8月4日9:00
オンラインサービス企業のモバイルウォレットがつぎつぎに誕生している。Googleウォレット、PayPalウォレット、そしてついにAmazonウォレットがスタートした。
その背景には、オンラインからリアル世界への展開というテーマがある。バーチャル市場にくらべてリアル市場での可能性は膨大だ。それを可能にするのはモバイルである。
Amazonウォレットはまだベータ版。現在はギフトカードやロイヤルティカードを格納し、利用できる。クレジットカードやデビットカードの格納は可能だが、リアル店舗での利用はできない。
ウォレットへの格納は、カードをスキャンするかカード番号などを入力。利用時にはバーコードやQRコードを表示し、店頭のリーダでスキャンしてもらう。残高や利用明細照会はモバイルで。
現在のAmazonウォレットは、Appleのパスブックとおなじような機能だ。Amazonが推進するKindleやスマートフォンには、標準のアプリとして搭載されるに違いない。Amazonの地上攻略作戦の準備は着々と進んでいる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。