2014年9月1日9:00
8,600万人の顧客を有す欧州最大の格安航空会社ライアンエアー(Ryanair)が、支払い方法のひとつにPayPalを加えた。クレジットカードやデビットカード以外に、PayPalでも支払えるようになる。
ライアンエアーは格安運賃を徹底するため、マイレージや座席指定を廃止。機内食や荷物あずかりは有料にしている。クレジットカードの支払いでは、手数料を利用者に上乗せ(サーチャージ)している。
これが不評で、現在顧客サービスを改善中。座席指定を可能にし、キャビンバッグ2個まで無料、Webサイトやアプリのリニューアル、ファミリーサービスの拡充を実施している。
PayPal採用はその一環。PayPalで支払えば、クレジットカードで上乗せされる手数料を払わなくていい。これは顧客メリットとして大きい。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。