2014年11月19日19:02
STマイクロエレクトロニクス(ST)は、デュアル・インタフェース(接触・非接触型)搭載セキュア・マイクロコントローラ(セキュア・マイコン)「ST31G480」が、次世代の少額決済に対応したクレジットカード向け製品としてソニーに採用されたと発表した。同製品は、2016年前半までに日本で入手可能になる予定だ。
「ST31G480」は、高い演算能力および電力効率に優れた柔軟性と相互運用性を組み合わせた製品であるという。同製品は、カードリーダで使用されている異なるタイプのRF通信を自動検出し、処理することができる。また、同製品により、ソニーならびに採用企業各社は、複数の異なる規格・インフラ・地域にわたり運用可能なマルチアプリケーション対応の非接触型クレジットカードを開発可能だ。
ソニーが導入する新しいクレジットカード用ソリューションは、2016年前半に入手可能になる予定で、1チップにデュアル・インタフェースに対応したVISA/MasterCard/JCBの最新の決済スキームとFeliCaベースの決済アプリケーションを搭載した日本初のカードになるという。STのスマートカード用IC技術は、こうしたマルチ決済機能に加え、安定した処理速度、ロバスト性、使いやすさを実現しているという。