2014年12月16日21:56
ジェーシービー(JCB)の海外業務を行うジェーシービー・インターナショナルは、パキスタン国内最大の決済システム運営会社1LINK(Guarantee)Limited(ワンリンク)と、同国で初めてとなるJCBデビットカードを発行することについて提携したと発表した。
ワンリンクは、2003年に同国内主要銀行11行にて設立され、同国でATMネットワーク事業やプロセシング事業を展開している。ワンリンクのATMネットワークは37行のメンバー銀行で構成されており、JCBは今後、ワンリンクのメンバー銀行とJCBデビットカードを発行する予定だ。
中国・インド・中東地域に隣接するパキスタンは、世界第6位の人口1億8,000万人を抱え、そのうち72%が34歳以下という、今後も経済成長が期待される市場となっている。JCBは、カード決済市場が拡大発展する潜在性を持つ同国にて、ワンリンクのメンバー銀行と提携し幅広い顧客層を対象にカードを発行することにより、新興するアジア諸国を中心とした海外でのブランド会員基盤の強化を目指す。
また、12月中旬より順次パキスタン国内のワンリンクATM(約7,000台)においてJCBカードでのキャッシングが可能となる。