2014年12月20日9:00
世界的な傾向だが、2014年にはいって金融ベンチャー投資が活気づいている。ダウジョーンズによると、欧州では9月までの9カ月間に26件の投資があった。
投資総額は4億1,790万ドル(約500億円)で、2013年対比7倍。かつてのインターネットバブルを超える勢いである。2000年の年間投資額は2.5億ドルだった。
スマートフォンやタブレットの普及でオンラインコマースが拡大。そこでの効果的な決済ソリューションが求められているというのが一番の理由。
スウェーデンの決済ソリューション提供会社であるクラーナ(Klarna)はその1社。3月に1億2,420万ドルの資金を調達している。ついで英国のポワ(Powa)が8,000万ドル、スウェーデンのアイゼトル(iZettle)が6,200万ドルを調達している。
革新的な金融ベンチャーへの投資は米国だけでなく欧州でもヒートアップしている。日本はどうなのだろうか。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。