2014年12月28日9:00
米国でmPOSソリューションベンダーの競争が激烈になってきた。マーチャントのICカード対応が2015年10月までに迫ってきているからだ。
10月以降ICカード対応していないマーチャントがICカードを受付けた場合、もし不正があったらマーチャントの責任になる。逆にIC対応していない磁気カードで不正があった場合は、イシュアの責任になる。
そんななか、mPOSベンダーのショップキープ(ShopKeep)は、ICカード対応でしかもNFC非接触決済も受付ける多機能端末を無料で配布すると発表した。通常は259ドルする。
Squareは29ドルと39ドルの2種類のICカードリーダを投入予定。NFC対応も今後検討すると発表している。グーグルウォレットの開発者が創業したポイント(Poynt)の多機能端末は事前受付価格が299ドル、正価は499ドルだ。
米国ではIC対応とともにNFC非接触決済にも対応した端末が一気に普及する可能性がある。やはりApple Payの影響は大きい。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。