2015年1月3日9:00
西欧諸国から経済制裁を受けているロシアは、原油価格の急落でルーブルが安値を更新、経済は危機的状況に陥りかけている。
プーチン大統領は経済制裁のみかえりに西側の決済ネットワークであるVisaやMasterCardを排除したが、代替手段として独自の決済ネットワーク構築をうちだしていた。
それがロシアNPS(Russian National Payment System: NPS)である。パイロットプロジェクトにはRossiya、SMP Bank、Gazprombank、Rosbank、Alfa Bank、Ural Bankなどが参画している。
これらの銀行はNPSに接続し、決済取引のテストを実施する。開発者によると、コードやモジュールは独自のものだという。ICカードが基本になる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。