2015年4月24日18:56
MasterCardは、トラベル利用者等の参考情報として、アジア太平洋10カ国において、外国通貨の両替レートについてベンチマーク(水準規定)の設定および調査を実施した。
日本、オーストラリア、中国、インド、インドネシア、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、韓国を対象に、空港の両替所、ホテルでの両替、ATMでの外貨の引き出し、海外でのデビットカード決済について比較している。
その結果、現金の代わりにデビットカードを使用する場合、最もレートが良い結果となったという。調査を行った10カ国では、ATMで外貨を引き出すこと、デビットカードを使用することは、空港やホテルの両替所よりもはるかにレートが良いことがわかったそうだ。
また、旅行者は、ATMから外貨を引き出す場合およびデビットカードで決済する場合、ホテルでの両替よりも平均で2.0%~2.5%節約することができるという。さらに、空港での両替に比べて平均4.1%~6.1%節約できることが判明したそうだ。
そのほか、自国の空港での両替する代わりにデビットカードで決済することで、300USD(米ドル)に対し、12.14USD~18.44USD節約できることがわかったという。
なお、日本から海外へ旅行する場合、自国及および渡航先の空港での両替所の利用は、渡航先でのATMの引き出しおよびデビットカードの決済に比べて、約2倍のレートになることが判明したという。
ランキング | 両替方法 | 市場のレートと
比較した値上げ率 |
1位 | デビットカードでの支払い | 3.7% |
2位 | ATMでの引出 | 4.2% |
3位 | ホテルでの両替 | 6.2% |
4位 | 渡航先の空港での両替 | 8.3% |
5位 | 自国の空港での両替 | 9.8% |
※アジア太平洋10か国の平均数値