2015年6月11日20:24
広島銀行は、2015年6月5日、広島県が公募した「電子マネー方式プレミアム付き商品券発行モデル事業」に応募し、事業者として採択されたと発表した。
同事業は、従来、紙で発行していた「プレミアム付き商品券」を、電子マネー方式(カード)で対応するもので、都道府県での実施は全国初となる。「プレミアム付き商品券」を電子化することで、印刷代や事務コストの削減に加え、継続的な消費活動の喚起、決済インフラの整備、地域経済の活性化等、「地方創生」の観点においてもさまざまな効果が期待できるという。また、「プレミアム付き商品券」の利用期間終了後は、地域の電子マネーとして引き続き利用可能だ。
カードの名称は「HIROCA(ヒロカ)」で、購入対象者は18歳以上の広島県内在住者となる。前払い(チャージ)上限額は5万円(1人あたり)、プレミアム額はチャージ額の25%(1人最大1万2,500円)。利用期間は、11月中旬(予定) ~ 2016年2月28日を予定している。利用可能店舗は、広島県内のイズミ、フレスタ、エディオン等および商店街などの店舗となり、順次拡大を予定している。また、プレミアム総額上限は8億円、商品券発行総額は40億円を予定している。
広島銀行では、〈ひろぎん〉バリューワンに紐付いた「子カード」を新たに発行。未成年者またはバリューワン不要の人などへは、キャッシュカードに紐付いた子カードを新たに発行する。申込受付期間は、申込期間は6月23日~ 9月30日で、応募者多数の場合は、抽選となる(「子カード」の発送は2015年10月以降を予定)。申込受付窓口は、広島銀行店頭およびインターネット(予定)となり、カードに搭載される機能は、HIROCAに加え、流通系の前払い型電子マネー機能(ゆめか、スマイルマネー)、後払い型電子マネー機能(QUICPay)となっている。