2010年8月20日12:34学生や外国人の居住エリアでの販売が好調
取扱店舗を30店舗から227店舗に拡大
「iTunes Card」に加え
「PRECIOUS CARD」を追加
ダイエーは「ギフトカードモール」の本格展開を開始する。同社では今年3月から関東エリアの30店舗でアップル社の「iTunes Card」の販売を行っていたが、8月17日から取り扱い店舗を227店舗に拡大。8月下旬から新たにユーシーシーフードサービスシステムズが発行する「PRECIOUS CARD」の取り扱いを開始する。
「30店舗の販売実績からまだまだギフトカードの需要は見込めると考え、取扱店舗を拡大しました」(ダイエー)
3月からのiTunes Card販売では各店舗のレジの周辺やサービスカウンターなどにギフトカードを陳列。店舗の平均で約30枚が売れたという。特に大学がある地域や外国人が多く住むエリアでの販売が好調だった。例えば神奈川県秦野市のグルメシティ大根店のあるエリアの近くには大学が多くあるが、月平均で約100枚が売れたという。また、神奈川県横須賀市のダイエー横須賀店は米軍基地がある関係で外国人の利用が多く、月平均で60枚の売り上げを記録した。
幅広いジャンルのギフトカード販売を検討
小売りならではの販売展開を模索
同社では今後、iTunes CardやPRECIOUS CARD以外にも「音楽・エンターテイメント」「小売」「飲食」など幅広いジャンルのギフトカードを取り揃えていきたいとしている。ただ、ダイエー自身が発行するカードをギフトカードモールで販売することは考えていないという。
「ギフトカードには例えば、お誕生日のお祝いや記念日のプレゼントなどのカジュアルギフト需要のほか、未成年の方など、クレジットカードを持たない人がオンラインストアで気軽にご利用いただけるなどのメリットがあります」(ダイエー)
クリスマスや新入学、父の日、母の日などのイベントと連動し、小売ならではの売り方も検討する。
「例えば、クリスマスケーキや母の日のカーネーションを店舗で販売する際、ギフトカードを同時に勧めるといった販売展開を考えています」(ダイエー)
同社では今回の販売店舗拡大を機に、ギフトカードモールを新しい商品サービスとして積極的に展開する方針だ。
※ iPhone、iPad、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。