2015年9月16日9:00
不審なモバイル決済を検知するサービスが、2015年末から英国ではじまる。提供するのは英国銀行傘下のモバイルサービス提供会社ザップ(Zapp)である。
行動不正技術(Behavioral Fraud Technology)を提供するのは、ケンブリッジ大学をスピンオフしたフィーチャースペース(Featurespace)。モバイル決済をリアルタイムでモニタリングし、不正の疑いがあるものを検知する分析エンジンを開発した。
このエンジンは機械学習アルゴリズムを搭載しているため、個人の口座単位でのわずかな変化もリアルタイムに発見する。
ザップを採用している銀行はバークレイズやHSBC、ファーストダイレクト、ネイションワイド、サンタンデールなどがある。これらの銀行は、より安全なモバイル決済を顧客に提供できるようになる。