2015年10月24日9:00
2015年10月1日から米国カード業界では、ライアビリティシフトがスタートした。多くのカード発行会社は磁気カードからEMVカードへと切替えている。
しかしFBIはこれらのカードに警告を発した。EMVカードは今の状況では悪用に対し脆弱だというのだ。FBIが呼びかけたのは警察やマーチャント、そして公共機関。
偽造ができにくいEMVカードでなぜ犯罪が起きるのか。盗難や紛失にはEMVのセキュリティが確保されないからだ。
たとえばオンラインショッピング。ここでは依然としてカード番号がそのまま使われる。リアルのマーチャントでもEMVを受付けていないところや、EMV端末でもPIN入力ではなく署名を求めるところでは磁気カードと同じ結果になる。
PIN入力では、犯罪者は横からPINを盗み見して利用することも多い。ATMでのPIN入力には十分気をつけなければならないという。