2016年1月25日23:52
国際ペイメントブランド運営主体であるジェーシービー (JCB)の海外業務を行うジェーシービー・インターナショナルは、中国の大手商業銀行である中信銀行と2016年1月23日から、同行のクレジットカード利用者に対し、JCBブランドのバーチャルカードの発行を開始した。
中信銀行は、中国大手政府系コングロマリットの中国中信集団公司(CITIC)傘下の商業銀行で、全国に広がる支店ネットワークと富裕層をはじめとする顧客基盤を持ち、クレジットカードの発行事業にも力を入れている。JCBは同行と1991 年にJCB 加盟店業務、2011 年にJCBカードの発行業務について提携して以来、中国でのJCBブランドの加盟店・会員基盤を拡大してきた。
バーチャルカードとは、インターネットショッピングサイトで通常のクレジットカードと同様に利用できるカード番号となる。同行のクレジットカード利用者は、インターネットや会員専用アプリ等により1年間で最大20枚分のバーチャルカードの申し込みが可能だ。また、入会時に有効期限を1カ月から最長5年間まで選択でき、限度枠と利用制限回数の設定ができる。ショッピングの際には、同バーチャルカードごとに異なるセキュリティコードを利用可能だ。